想天

    異変が起こる前に
    博麗 霊夢
    霧雨 魔理沙
    十六夜 咲夜
    アリス・マーガトロイド
    パチュリー・ノーレッジ
    魂魄 妖夢
    レミリア・スカーレット
    西行寺 幽々子
    八雲 紫
    伊吹 萃香
    鈴仙・優曇華院・イナバ
    射命丸 文
    小野塚 小町
    永江 衣玖
    比那名居 天子
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    チルノ
    紅 美鈴
    霊烏路 空
    洩矢 諏訪子

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Radical   Discovery 



小野塚 小町



Stage... 1 2 3 4 5 6 対戦勝利台詞


STAGE 1 霧雨の幽霊

 小町 「ふふふ。また面白い暇つぶしを見つけてしまった。
      天気はそいつの気質の現れだったんだね。
      気質、即ち幽霊。つまり、そいつの周りの天気を見れば
      死後の姿が判るって事だい」
 魔理沙 「うわ、死神。もうお迎えが来ちまったんかよ」
 小町 「ほほうお前さんは霧雨の気を持つのか」
 魔理沙 「何だと?」
 小町 「霧雨は薄く、暗く目立たないが、優しさを持っている」
 魔理沙 「えへ、照れるな」
 小町 「決して主役にはなり得ない幽霊になるだろう。
      成仏も転生も出来ず、ただひたすら
      彼岸で裁かれるのを待ち続ける幽霊」
 魔理沙 「……やっぱりお迎えに来たのか?」
 小町 「ああ、そこまで期待してるのなら仕方があるまい」

 小町 「あっはっは、冗談だよ。ちょっと遊びに来ただけさ」
 魔理沙 「お迎えに来たときにお前を倒せば、やっぱり死なないのか?」
 小町 「まず、私は船頭なんでお迎えに行ったりはしないが……
      お迎えに来た死神に勝てば暫くは寿命が延びるな。
      仙人や天人なんか大抵、勝ち続けた人間だよ。
      ただ、普通の人間じゃまず勝てん。
      心の隙間をついた精神攻撃だからねぇ」
 魔理沙 「天人って……今、霊夢の処で神社を直している奴か。
       彼奴みたいになるのは嫌だな」
 小町 「え?何で天人が神社の修復……?
      あの巫女も顔が広いんだねぇ」




STAGE 2 曇っていますか?

 小町 「ここにも人間がいた様な」
 咲夜 「あらら、死神のお迎え?あいにくですが間に合っています」
 小町 「曇ってきたね。それに風も出てきた……。お前さんは曇っている」
 咲夜 「何か失礼な事言っている気がする」
 小町 「いいんだ、曇りってのは華やかさも豊かさも無いが、
      有害な光を避け、生活のし易さでは抜群。
      根っから器用な気質を持ってるって事だねぇ」
 咲夜 「あら、褒めているのかしら?」
 小町 「器用な幽霊の殆どは、生きていた時は処世術に長け、何一つ
      不自由なく暮らしている。だが、彼岸に渡り裁判を受ける時に、
      そのテクニックが徒となって良い判決が出ないんだなぁ」
 咲夜 「随分と未来の話ね……って、死神は間に合っていますから」
 小町 「まあまあ、そういわずにここはお一つ」

 小町 「大丈夫、誰も魂取ったりしないよ」
 咲夜 「じゃあ何で……もしかしていつものアレですか?」
 小町 「ん?いつもの?
      ああ、いやまぁ、休憩だって仕事のうちさ。
      処世術に長けたお前さんなら判るだろう?」




STAGE 3 蒼天の剣

 小町 「確かここにも面白い奴がいたねぇ」
 妖夢 「あれ?お疲れ様です。幽霊の事で何かあったりしたんですか?」
 小町 「そういえば、幽霊が斬られたりする事は大分減ったみたい。
      何故かは知らんが、お前さんの仕業じゃなかったんだよねぇ?」
 妖夢 「ええ、あれはどうやら天人の仕業だったらしいですよ?」
 小町 「なんだそれは」
 妖夢 「今、神社に天人が来て直してたりするんですけど色々聞きました。
      斬る事で天に気を巻き上げ、身の回りの天気を変えるのだとか。
      今はもう止めたので天気も次第に戻っていくらしいです」
 小町 「なんだって!?」
 妖夢 「?」
 小町 「あ、いや関係ない。そ、それは良かった良かった。
      で、お前さんの天気は見事なまでの蒼い空だね」
 妖夢 「暑くて嫌なんですよねぇ」
 小町 「こう蒼いと一暴れしたくなるねぇ」
 妖夢 「そうでもないですが」

 小町 「蒼天は活動の象徴にして空虚。生きたままその気質を
      得るのは大変だが、死んだ者には多い気質だ。
      心にぽっかりと穴の空いた幽霊になるかもねぇ」
 妖夢 「勝手に幽霊診断しないで下さいよ」
 小町 「おっと、もうすぐこの遊びも出来なくなってしまうんだろうなぁ」




STAGE 4 迷界の竹林

 小町 「人が生きるという事は即ち迷う事である。
      迷いの竹林だなんて名前を付けちゃって、
      生きる事を象徴させたいのかね。
      ここには不老不死の輩が居るってね」
 鈴仙 「道に迷ったのかしら?
      って、貴方は死神?仕事しないことで有名の」
 小町 「ここで仕事してやろうかい?」
 鈴仙 「遠慮しておきます」
 小町 「ほう、晴れているというのに風が出てきたねぇ」
 鈴仙 「?」
 小町 「風は心のバランスが悪い者に現れる気質。
      相手によって態度を変えたりする幽霊だな。
      世渡りが上手ではあるが、反面心の病にも冒されやすい」
 鈴仙 「何の話かしら?」
 小町 「しかし、お前さんの空は晴れている。
      迷いは特に無いという訳か」
 鈴仙 「何だか知らないけど、迷ってるんじゃないのなら
      さっさと帰って下さい」
 小町 「まあまあそういわずに……。
      少しぐらい遊んでいってもいいじゃないか」

 小町 「風が弱まってきたね。もう時間切れかな?
      それにしても、お前さんは死んだら何処へ行くつもりかね」
 鈴仙 「なんで死んだ後の事を考えないといけないのよ」
 小町 「私の仕事だからね」
 鈴仙 「ま、普通に三途の河を渡ってのんびりしたいわ」
 小町 「へえそうかい。……ま、夢は持っておくんだな」




STAGE 5 復興する神社

 小町 「何だ、まだ全然直している気配もないじゃないか。
      これは時間が掛かりそうだねぇ」
 霊夢 「あ、サボさん。参拝に来てくれたの?」
 小町 「……あー暑いねぇ。雲一つ無い快晴ねぇ」
 霊夢 「時間が経てば天気は元に戻るって言ってたけど、まだみたい」
 小町 「快晴って事は有害な日光も地上の生気も全て素通り。
      昼は暑く、夜は冷える。曲がった事をしないが、
      融通も利かないし、無慈悲で優しさの欠片もない」
 霊夢 「うるさいわね。邪魔しに来たのなら出てってよ。
      って、サボリに来たのね?」
 小町 「よく判ってるじゃないか」

 小町 「さて、そろそろ仕事に戻るとするか」
 霊夢 「いいなぁ。自由に勤務時間を決められて」
 小町 「その分仕事が多いのさ」
 天子 「あら、何楽しそうな事をやってるの?」
 小町 「おや、お前さんは誰だい?」
 天子 「この神社の復興を頼まれてね。今、計画を立てている処」
 小町 「という事はお前さんが……天人だね?」
 天子 「貴方は……?ひぇ!もしかして死神!」
 小町 「そうだ、泣く子も黙る死神さ」
 天子 「死神なら天人の私には用はないでしょう?」
 小町 「天人だって、人間と同じ寿命はあるさ。
      ただ、寿命通りに死なないだけ。
      そんなこと、判っているんだろう?
      私から見れば、お前さんはもう何回も寿命を迎えている。
      その都度、お迎えに来た死神を迎え討って来たって訳だねぇ」
 天子 「うふふ。そうね。
      またお迎えに来たって言うの?無駄な事を」




STAGE FINAL 有頂天の頭上華萎

 天子 「死神のお迎えに惑わされる様な迷いはない」
 小町 「ま、お迎えは管轄外なんだけどねー。
      あたいはただのしがない船頭で」
 天子 「船頭?もしかして三途の渡し?」
 小町 「そそ、あたいは勝手に人を殺したりはしないよ。
      でもね。気質を……幽霊を斬ったりされると困るんだなぁ」
 天子 「ほう」
 小町 「聞いたよ、お前さんの仕業だって?
      幽霊を天の気に変えていたのは。幽霊が河を渡らないと、
      あたいが目を付けられるんだ。困るんだよねぇ」
 天子 「これは面白いわ。たたでさえ定期的に迎えに来る
      死神と闘うのが数少ない楽しみだったのに。
      船頭とも闘えるなんて」
 小町 「死神(あたい)を舐めない方が身の為だ。
      天人は死神を恐れているんだろう?」
 天子 「天人が恐れるのは五衰を与えられる事。
      死神はそのうちの一つ頭上華萎(ずじょうかい)
      すなわち頭上の花を萎れさせてくる。
      でも、五衰の一つ、不楽本座(いまをたのしめないこと)は
      死神のお陰で私には効きそうもない!」








対戦勝利台詞
◎共通  □緋想天  ■非想天則
ランダム ◎ 寿命はことある毎に変わるんだよ。
   だから、あって無いようなもんだ。
vs 博麗霊夢 □ 神社が壊れたからって仕事をサボってはいないよね?
 ■ 神社ってのは、死を忌み嫌うんだね。葬式とかやらないし。
vs 霧雨魔理沙 ◎ 人間が天命から逃げる事。それは人間を辞める事にすぎないよ。
vs 十六夜咲夜 ◎ 炊事に洗濯、掃除に戦闘、仕事頑張るねぇ。
vs アリス・マーガトロイド ◎ 首を吊ると小さな幽霊になってしまう。頭と躰の間が細くなるからねぇ。
vs パチュリー・ノーレッジ ◎ 名前を書くと死ぬ本とかね。そんなのがあれば便利だねぇ。
vs 魂魄妖夢 □ ああ、最近幽霊の数が不自然に減った気がするな。
 ■ あー冥界は人間らしい生活していていいねぇ。
   死んだら冥界が一番だねぇ。
vs レミリア・スカーレット ◎ 死んでもないのに棺桶に入ってるのかい?窮屈そうだねぇ。
vs 西行寺幽々子 ◎ 冥界には季節があって面白いねぇ。
 □ そういえば、最近転生が少なすぎるって、うちのボスが言ってましたよ。
   手の空いた時でいいんで、適当な幽霊を見繕ってやってくれないかい?
   なぁに、形だけでもいいんですよ。
   これ以上人間が増えても困るだけだからねぇ。
vs 八雲紫 ◎ お前さんを乗せて舟を漕ぐのはいつになるかねぇ。
vs 伊吹萃香 ◎ お、お酒の匂いを嗅いじゃあ、もう仕事は出来ないね。うんうん。
vs 鈴仙・優曇華院・イナバ ◎ 私の距離を弄る能力は、幻視の様なチンケなもんじゃないよ。
vs 射命丸文 ◎ へぇ、三途の河の川幅ねぇ……面白い新聞だねぇ。
 ■ 是非曲直庁にも社内報のような物がある。
   天狗の活版印刷技術は、地獄の鬼の技術とそっくりなんだよねぇ。
   一体、誰が編み出した技術なんだろうねぇ。
vs 小野塚小町 ◎ たまには自分を見つめ直すのも良いもんだ。
   生きてるうちにしか出来んからね。
vs 永江衣玖 ◎ おや、龍宮の使いとは珍しい。うちの河にもたまに見かけるがねぇ。
vs 比那名居天子 ◎ さぁ、楽しい寿命の時間だよ!
vs 東風谷早苗 ■ おや?神様だって言うから人間と違うのかと思いきや……。
vs チルノ ■ 退屈してそうだね。良いよ、遊び相手になってあげるさ!
vs 紅美鈴 ■ こんな悪魔の家に居ちゃ大変だろ?
   なあに、少しぐらい遊んだって怒られやしないさ。
vs 霊烏路空 ■ おっと、旧地獄の鴉だって?
   そんな物騒な輩がなんで地上に居るんだい?
 ■ 今の地獄は鬼達の統制が取れた不正の少ない処となった。
   旧地獄の鬼達は罪人との癒着が酷かったからね。
   地獄を出たがらない霊も居たくらいさ。お前さんもそんな地獄より、
   新しい地獄で働き口を見つけてみたらどうだい?
vs 洩矢諏訪子 ■ 土の中から目覚める蛙も、脱皮を繰り返す蛇も、
   転生の苦輪から逃れた神に見えたんだろうねぇ。